戦略的な遺伝子

日々記録

最近読んだ本(百合や不倫の小説など)

以下の内容は私が大学3年生?の頃に書いたもので下書きにずっと残っていたものです。なんか公開するほどの内容じゃないなぁと当時の謎の高い意識で書いていたものです。ただ、なんかあると邪魔なのとこんなの読んでたんだ〜と思い出に浸れるので公開します。

 

以下

特にやることもないので、小説中心に春休み中に読んだ本の紹介と感想を書いてみました。

1.猫背の王子 中山可穂

 とある掲示板で百合好きにおすすめな物語を紹介するといったもので中山可穂の「白い薔薇の淵まで」という本がおすすめされており、とりあえずこの作者のデビュー作であり、人気シリーズである王寺ミチルシリーズの第一作であるこちらの本をkindleにて購入。あと、なんとなく題名的にこちらの本のほうが惹かれた。ただいま絶版らしい。

 

 

あらすじ

 「自分と性行為をする夢を見て起きた」という衝撃的な出だしから始まる。主人公王寺ミチルはプラティックカイロという劇団の脚本家、演出家、そして自らが主役の男役を務めるという人生を演劇に懸ける女性。しかし、ミチルとミチルの母をおいて逃亡した父親譲りの女たらしで少年のような美貌をもって次々と女性をたぶらかす性質を持っている。演劇に懸ける情熱は本物だが、演劇仲間の裏切りに合い、最後の舞台へ向けて物語は進む…といったお話。

 

 感想としては、うーん…amazonで書かれていた高評価のわりには期待外れだったかなといった感じ。まぁ数少ないレビューを鵜呑みにしていたわけではないけれども…。222ページという短い物語のためかサラリと読み終わった。小説特有の読了感といったものがあまりなく、他人の生活(特に同性愛者の)を見ているような感覚だった。作者は劇団出身ということでか、作品の描写が劇チックな表現が多く優雅で、宝塚っぽいな、と思った。ベルばらとか。そんな感じの雰囲気。(作中のとある文で宝塚とはまた違う!と書かれていたが、私自身がそういった劇団の違いにあまり詳しくないためこういった表現しかでてこなかった)

 

 kindle版は作者のあとがきがハードカバーと文庫版の両方掲載されておりそちらのほうが読む価値はあるかなぁ。私があまり小説家のデビュー作を読まないためかあんまり…といった感想を持つのかもしれない。あと、伏線回収が小説の醍醐味だ!というタイプだからなのかなぁ、私が。あと、この王寺ミチルシリーズは3部作で残り2つを読み終わればまた違った感想をもつのかもしれない。

 

以下ネタバレ込みの感想

 不満に思った点は以下のところである。

・なぜ姫宮トオルが劇団を裏切ったのか原因がハッキリとわからなかった。

ミチルの視点でトオルの裏切りの原因ではないか?と思われるものが憶測で並べられているだけでこれだ!といった理由がわからなかった。

おもしろかった、よかったと思う点は

・ミチルの由紀さんへの思いや早紀ちゃんなどといった女性の恋愛感情の表現や行動などがよかった。

やはり女性作者だからか、女性が恋に落ちたらこういった表情やら行動をするよなぁ、というところがうまく、生々しく表現されていた。思春期の学生は特に後先考えない、今が良ければすべていいといった恋愛、両親に愛されなかったミチルは最後の由紀さんに打たれて本当に自分がほしかったものを見つけたのかな、と私は感じた。ミチルが20も年齢の離れた由紀さんのことが好きだったのは自分が得られなかった母性を由紀さんに求めているのであり、最後のシーンは一種の母性でもあり愛情でもあったのかな、と。そうでなければ由紀さんはミチルのことを打たずに冷たい視線で一瞥して終わりだっただろうなと思う。

 

2.ほかならぬ人へ 白石一文

 

 春休み中ぶらぶら暇つぶしで遠くの図書館へ行った際に読んだ短編集

「20の短編小説」のなかにあった白石一文の小説…?というかエッセイみたいなものを読み、興味を持ったためとりあえず直木賞受賞作のこの「ほかならぬ人へ」という本をチョイスして読みました。20の短編小説の中の話では人生において正解はないということで例として不倫を挙げていました。そしてこの小説もまぁ不倫とかそういうものを通して愛とは?というテーマについて書き上げた小説です。

 

ぶっちゃけ読み終わらなかったです。最後どうなるのかも読み終わってないです。すみません。ただ、恋愛系の小説って不倫もあるんだなと思いました。(小並感)

 

 

3.  ずっとあなたが好きでした 歌野正午

うたのしょうごっていう名前の響きがずるいと厨二心に思ったものです。

有名なのが「葉桜の季節に君を想うということ」で、タイトルに惹かれて買ったらなんと恋愛小説ではなくミステリー小説だった!

しかも、伏線回収が心地よくて騙された!という気持ちになった本で作者を覚えていました。軽いネタバレをすると叙述トリックと呼ばれる類のもので、小説でないとこのミステリーは成り立たないよなぁ、と心に深く残った作品だったのをずっと覚えています。

ずっとあなたが好きでした は短編小説で様々なストーリーがあり、確かBLも百合もあります! あ、百合は自信ないや…

 

 

内容について

題名の作品が1番印象に残ってます。ある意味最後の1文を読むか読まないかで捉え方が大きく変わる。(というか、最後の1文で内容がBLだったということが分かる

主人公の少年は貧乏である日、万引きをしてしまった。それがバレたがなんやかんや許され、そのスーパーでアルバイトを始める。そこで出会った同年代の少女と仲良くなる。しかし、仲良くなったがシフトを主任からわざとずらされたり、嫌がらせなどがはじまる…

その主任は彼女と少年との仲を引き裂き、素行の悪い少年から守ろうとしていると思ったが…?

といった内容。

試し読みでこの話丸々1話読めるので興味があったらぜひ。